映像ケーブル種類が変わると画質は変わるのか?
最近では機器間の接続に主にHDMIケーブルを使用することが多くなってきましたが、昔のDVDプレーヤーやAVアンプなどではコンポーネントやコンポジットケーブルなどのアナログケーブルで接続するモデルが数多くあります。そこで、接続するケーブルの種類によってどれ位画質に影響があるのか実験してみました。
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比較するために準備するもの
実験するにあたって再生機器にPS3、プロジェクターはエイサーのH5360BDを準備しました。
H5360BDはコンポジット、S、コンポーネント、HDMIの4種類の接続に対応しています。
そのため映像ケーブルはHDMI、コンポーネント、S、コンポジットの4種類を用意しました。
性能ではHDMI≧コンポーネント>S>コンポジット なので性能の差はでるのかも楽しみです。
比較映像には映像チェックディスクのSuper HiVi CASTを使用しました。
画質を比較してみる
HDMIケーブルで接続した映像
まずはHDMIケーブルの画質です。規格上では4K画素数(3840×2160)に対応しているのでH5360BDの解像度(720p)の伝送も十分対応可能です。
コンポーネントケーブルで接続した映像
次にコンポーネントケーブルの画質です。規格としてフルハイビジョン(1080p)まで伝送可能なのでHDMIに迫る画質になります。
S端子ケーブルで接続した映像
次にS端子の画質です。480iのSD画質までの伝送が可能です。
コンポジット(RCA)ケーブルで接続した映像
最後にコンポジットの画質です。480iのSD画質までの伝送が可能です。
画質を比較してみる
個々の写真ではわかりづらいので、比較できるように調整してみました。
比較映像その1
比較映像その2
比較映像その3
このように比較してみるとかなり画質の差があることがわかります。HDMIとコンポーネントで明確な画質の違いが出ていない点にはちょっとびっくりました。スタンダード画質になってしまうS端子やコンポジット(RCA)で接続すると細かい文字が完全につぶれてしまって全く読むことができなくなりました。
接続するケーブルにも注意しよう
機器間に接続するケーブル種類でも大きな画質の違いがでることがはっきりしました。最近発売しているプロジェクターや再生機器などにはHDMI端子が用意されているのでよほどの理由がない限りほかのケーブルで接続なしないほうがいいでしょう。
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