プロジェクターと再生機器とのいろいろな接続方法
プロジェクター単体ではテレビもDVDも視聴することができないのでBlu-rayプレーヤーやDVDレコーダーなどに接続する必要があります。(DVD一体型モデルは除く)
その際に問題となってくるのが接続方法です。
下の写真のようにプロジェクター本体にはいろいろな接続方法に柔軟に対応できるように複数の接続端子が用意されています。
接続はHDMI端子を選ぼう
接続端子、方法によってフルハイビジョン対応なのにコンポジット端子で接続されているため知らないうちにスタンダード画質となってしまいせっかくの鮮明な映像を楽しめないことになってしまいます。
接続予定の機器、プロジェクターを接続する場合は極力画質の劣化が少ない接続端子で接続することをオススメします。
高画質な順としてHDMI端子、コンポーネント端子、D端子、S端子、コンポジット端子となります。
HDMI端子 現時点で最も高画質、高音質な接続規格
2006年頃から普及してきた現時点で最も新しく、高画質が接続方式です。
今までのAVケーブルは音声と映像ケーブルが別々に接続擦る必要がありましたが、HDMIケーブルは一本のケーブルで音声と映像を送ることができます。
映像は最高画質の1080pまでをカバーしており、Blu-rayなどのフルハイビジョン映像を視聴する場合は必須の接続方式です。
最高画質の1080pは下記のコンポーネント端子やD端子でも伝送可能ですが、HDMIケーブルはデジタル信号での伝送となるため、よりシャープに、色彩豊かな画質となります。
コンポーネント端子 アナログ接続の中では最高画質
明るさ(輝度)、色、同期の3つの信号を別々のケーブルを使って送る方式。
プラグの先端に赤、緑、青が塗られていますが、赤緑青(RGB)の各色を送っているわけではなく、あくまでアナログの信号集合体ををまとめて伝送している。3本のケーブルに分けて伝送することで10m以上の長いケーブルでも干渉を抑えられ、比較的信号劣化が少ない。
HDMIケーブル端子が接続できない旧型の機器やゲーム機などでオススメです。
D端子 コンポーネント端子をまとめた形
伝送方式はコンポーネント端子と全く同じ。線材をコンポーネント端子より細くし1プラグ化したことで利便性を高めています。しかし、信号線が接近しているのでお互いに影響を及ぼしやすく映像劣化が起こりやすくなっています。
ちなみに、D端子のDはコネクタの形状が「D」の文字型をしていることからD端子とつけられました。
S端子 VHSビデオデッキなどの接続に使用
輝度信号と色信号の2系統に分離し伝送する方式。
映像劣化が著しく、コンポジット端子同様よほどのことが無い限り選択しない方がよい。
コンポジット端子 ほとんどの機器に備えられている
輝度信号(Y)と色差信号(C)を合成し伝送する方式。映像がぼやけた感じになるためよほどの理由が無い限りオススメできません。
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