ホームシアター全般に関する情報やプロジェクターの選び方、スクリーンの設置方法など、これからホームシアターを始めたい方へ情報を提供しています。

ホームシアターに適したシアター部屋レイアウトを考える

家を新築することになって2Fの一室を書斎兼ホームシアターを楽しめる空間にしたいと考えています。
まだ図面検討段階なので部屋の大きさや形などはかたまっていないのである程度融通はきく段階です。
今までマンションで住んでいたので大きいスクリーンと臨場感のある音響には憧れますね~。普通のサラリーマンなのでそんなお金は掛けれませんが。

リビングでは断念したスクリーンを使用してのホームシアター環境を完成したいので事前に希望をまとめてみました。
ホームシアター環境の希望は、

  • 部屋の大きさは6畳~8畳
  • スクリーンサイズは100インチ~120インチ
  • 壁や天井、床に迷光対策をしっかり行う

という感じです。

ホームシアターに必要な部屋の大きさは?

部屋の大きさが決まっていればスクリーンサイズな設置位置を検討することができますが、まだ図面検討段階なのである程度ホームシアターに適した部屋サイズを考えられることができます。

希望する画面サイズから部屋幅を検討する

部屋はあまり大きくしないでできる限り大きいスクリーンを入れたいと考えた場合、スクリーンの幅と希望画面サイズを投射するために必要な距離(投射距離)を事前に考えておく必要があります。
まずは画面サイズの寸法を確認してみましょう。80インチ~130インチまでの画面サイズをまとめてみました。
ブルーレイや地上デジタル放送などは画面比率がワイド(16:9)です。

スクリーンサイズ  
(ワイド)

画面サイズ(幅×高さ)
80インチ 1772mm×997mm
90インチ

1994mm×1122mm

100インチ

2215mm×1246mm

110インチ 2436mm×1370mm
120インチ

2658mm×1495mm

130インチ

2879mm×1619mm

当たり前ですが、画面が大きくなればなるほど幅と高さが大きくなってきます。
画面の幅にスピーカーを横に並べるスペースも必要なので左右+45cmづつ余分にスペースが必要と考えると、100インチで部屋幅は約310cm必要ということになりますね。
次にプロジェクターからスクリーンまでの必要な距離(投射距離)を調べてみましょう。

希望する画面サイズから部屋の奥行きを検討する

プロジェクターからの映像サイズは「スクリーン面からプロジェクターレンズ面までの距離とプロジェクターのレンズ性能」によって決まってきます。プロジェクターとスクリーンの距離が近ければ近いほど画面サイズは小さくなり、逆に離れれるほど画面サイズは大きくなります。希望する画面サイズに必要な距離(投射距離)はプロジェクターのレンズ性能によって変わってくるのである程度機種が決まっていないとスクリーンとプロジェクターの設置場所を決めることができません。

そこで仮にワイド100インチに必要なプロジェクターレンズ面からスクリーンまでの距離(投射距離)は一般的にどのぐらい必要なのか調べてみました。

2010年に発売したホームシアター用プロジェクターの中から価格コムなどでも評価の高い3機種を選んでみました。
プロジェクター機種はビクターDLA-X3三菱 LVP-HC3800、EPSON EH-TW3600の3機種です。

ワイド100インチを映すのに必要な距離は?

ビクターDLA-X3 301cm~613cm
三菱 LVP-HC3800 310cm~460cm
EPSON EH-TW3600 298cm~636cm

プロジェクターからスクリーンまでの距離が上記範囲内であれば100インチを映すことができます。機種によってレンズ性能がちがうので必要な距離はバラバラですね。こう見るとEPSONのEH-TW3600 は他のプロジェクターに比べ短い距離で100インチを映すことができるので設置性が高いですね。逆に三菱 LVP-HC3800は投射距離も長く、範囲も短いので設置性は低いと言えます(その代わり価格が安いのですが…)。

この3機種から判断するとホームシアター用プロジェクターで100インチを投射するのに必要な距離は余裕をみて約330cm~約430cm距離が必要ということになります。
120インチの場合は100インチの1.2倍の投射距離が必要となるので大きいサイズを楽しみたいときにはある程度の幅と奥行きのある部屋が必要ですね。

この数字を元に部屋の大きさや形を考えていきたいと思います。

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